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自分を生かさないで何の人生か 天にも地にも我一人尊し。 
無念無想の中の自分の存在こそが偉大なのだ!
煩悩をふりはらい、確固たる生き方はできないものか−−。

気骨の僧が語る熱血の人生論

●自分の目標を知っているか ●眼前の事実を認めよ  ●同じ苦しむなら高い山の法がよい ●自分自身に涙しよう  ●人生に恋すればイメージはあふれ出る ●風流ならざるところまた風流  ●欲のないところでの出会いを信じられるか…


著 者: 斯波最誠
定 価: 1,100円(本体1,068円)
発行日: 1991年9月27日 第一版第一刷発行
発行所: PHP研究所
     〒102 東京都千代田区三番町3番地10
     電話:第一出版部 03-3239-6221 普及一部 03-3239-6233
     
              

拾い読み

まえがきより

 人生とは何だろうと考えた時、自然にわからないなーと考えてしまう。
 だからただ自分が、欲望に翻弄されて生き、そして死ぬのであれば、 それは悲しい事だと思うようになった。
 幼年、少年、青年期そして現在四十四歳、私は、今まで半分の人生を弱い人間として 世間に捉えられて来た。今は強い人間といわれているようである。
 どちらも私である事に違いはないのである。
 悠久の時の中で人はその時代その時代精一杯生きてきた。そして忘れられてきた。
 しかしある日突然目覚めた人間によって時代の先端に引き出され、英雄にも大悪党にもされる。
 いずれにしても人の役に立っているのだなと思う。
 四十歳の時『己に腹を立てよ』(PHP研究所)を出版させて戴き、 そして四十半ばでもう一冊書きたいと思い、この絶対の世界、自分は自分なのだと、 腹の底、魂の底から叫び一生に一度くらい、狂気と呼ばれて死にたいと思う、 そしてまた再び生きたいと考えることを訴える本の筆をとった。
 人は親のため、子供のため、社会のためといってはいるが、ただ我欲に翻弄されて生きるだけの 人生ではないはずだ。
 自分の人生だったと言い切って生きたい。そして思い切り生きて、そしてダメなら世間の人に 思い切りしかってもらえばよいではないか。
 自分に生き切った時、周囲の人が見えて来るものである。
 多くの苦よ、楽よ、その中でゆらぎ動いている我が人生、大声で、笑い、泣き、そして話そう、 人生を。それが人間らしい生き方であるはずだ。世間は素晴らしい人ばかりなのだ。
この第二弾を書かせていただくに当たり、私に実践修行の場を与えて下された心華寺管長長沢御夫妻 、並びにPHP研究所第一出版部の渡辺祐介君に感謝致すものである。
合掌





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