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全郵政ジャーナル 2002年9月号

企業会計入門 5

経営分析 1

 財務諸表によって企業の財政状態や経営成績、または資金調達の状況などが把握できることがお分かりいただけたでしょうか。
 しかし、貸借対照表、損益計算書、またはキャッシュフロー計算書などを単独で分析するより、それらを相互に関連付けることでもっと深く詳しい分析ができます。 たとえば資本を拠出する側から見れば「投下した資本はどのくらい効率よく使われているか」(収益性)、「経営状態や資金繰りはうまくいっているのか」「投下資本は安全に運営されているのか」(安全性)、「設備投資や人員の採用が生産性の向上にうまくつながっているか」(生産性)などを知りたいのですが、それらの指標は以下のようにして分析・表現されます。

《収益性の分析》

 収益性を総資本経常利益率を中心に分析項目を分解すると下記のようになります。



 利益の絶対額で比較すれば、一見規模の大きい企業が良いように見えますが、各種比率で分析すれば全体の効率がはっきりと分かり、世のなかには規模が小さくても優秀な企業が沢山存在することに気がつかれることでしょう。

《安全性の分析》

 安全性の分析には下記の分析項目が使われますが、なかでも近年とくに注目され、金融機関では金科玉条のように扱われているのが自己資本比率です。
 民間企業において自己資本比率を目標管理の中心に据えるにはそれなりの理由があります。自己資本比率が高いということは、取りも直さず経営が借金に頼っていないことを表します。それを資産構成や収益性で分解すれば下記のような内容として把握することが出来ます。





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